「涙の量が足りない」あるいは、「涙の質が不安定で、目の表面に十分に行き渡らない」病気です。ドライアイがひどくなると目の表面に傷がつきやすい状態になり、痛みや充血・視力の低下を感じることがあります。
ドライアイの症状は「乾く」だけではなく、様々な症状が現れます。
一般的には、加齢や環境的要因が大きいと考えられています。シェーグレン症候群をはじめとする膠原病や、LASIKなどの屈折矯正手術によりドライアイを生じる場合もあります。
当院では、シェーグレン症候群の確定診断に必要なシルマー試験が行えます。
院長/副院長ともに難病指定医の資格を持っていますので、お気軽にご相談・ご紹介ください。
目の表面や涙の状態に合わせて、各種点眼液 (人工涙液・ヒアルロン酸製剤・ジクアホソルナトリウム点眼液・レバミピド点眼液など) を使い分けます。
ドライアイの評価を的確に行い、タイプや重症度だけでなく、患者さんの使い勝手や好みに合わせて、どの点眼がもっとも自分に合っているか専門医師とともに選択することが大切です。
点眼しても症状が改善しない場合、目頭にある涙の出口 (涙点) を塞ぎ、目の表面に涙を溜まりやすくします。一般的にしっかり効果が期待できるものは、「シリコン製プラグ」です。シリコン製プラグで異物感を強く感じる方には「液体コラーゲンプラグ」を使います。
当院ではどちらのプラグもご用意があります。専門医師と相談しながら、患者さんに合ったプラグを決めていきましょう。
まつ毛の根元には、涙の油成分を分泌する「マイボーム腺」という部分があります。この腺が詰まりマイボーム腺機能不全 (MGD) になると、涙の質が下がり、涙の蒸発が亢進することでドライアイが生じます。高齢の方や、アイメイクを頻繁に行う女性の方は要注意です。普段からまつ毛を清潔に保ち (眼瞼清拭) 、時折ホットタオルなどで目を温める (温罨法) のが効果的です。
当院では、眼科医監修の泡タイプまつ毛シャンプー「マイボシャンプー」の購入が可能です。お気軽にご相談ください。
レンズを長く装用している方は、装用時間・日数を減らし、ドライアイ症状を感じづらいコンタクトへの種類変更を検討しましょう。
PCやスマートフォンなどを集中して続けるとまばたきの回数が減り、ドライアイになりがちです。こまめに休憩を取り、意識してまばたきの回数を増やしましょう。
空気の乾燥はドライアイの大敵です。エアコンの風が直接当たるような環境は避け、加湿器を上手に使いましょう。
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